
つくばマラソンを走り終えた。大会のレポートを書こうと思ったが写真が無い。
市役所前のゴールの写真とそらジローくんの写真しかない。
コース序盤では筑波山が望め、中盤では筑波大学内の紅葉が見事だった。大学を抜けてから終盤の沿道でも街路樹の紅葉が綺麗だったし地元の方の応援が途切れず嬉しかった。
スマホを持って走って「景色が綺麗で素晴らしいコースでした。沿道の応援もありがとう。」という写真が撮れていれば全く問題なかった。スマホを持たずに走ったので写真が無い。走ってちょうど4時間を過ぎた頃にはまだ40キロ。サブフォーの記録もない。「撃沈」という言葉を使えるほど前半突っ込んだペースで攻めて走っていない。何を書こう…
30キロくらいから足の痙攣が始まってまともに走れなかった。頑張って書こうとしてももしかしたら300文字くらいで手の指が攣ってしまうかもしれない。小学生の作文みたいなタイトルになってしまっているし書ける気がしない。
と、ダラダラと書いていたら300文字を超えていたのでもう少し続けてみようと思う。
35キロ地点のエイドで食べた干し梅がとても美味しく感じ、それからしばらくしてから少し走れるようになった。今回はアミノサウルスを3つ、予備にアミノショットを1つ携帯して走った。後で検索して確認したら、エネルギー的には充分だったが塩分は足りていないようだった。
Geminiでざっくり検索。
1時間あたりの発汗量が500mlから1500ml。夏のランニングで1400mlくらいとのこと。冬だし1時間1000mlだとして、1000mlの汗に含まれる塩分の量は1.5〜4グラム程度。
次のレースではもう少し塩分を摂ってみようと思う。
ふくらはぎが攣ってから、「やっぱり膝までの7部丈タイツではなくて、足首までのロングタイツにすればよかったか?でもロングタイツだと動きにくいし…」
サッカー日本代表の中村敬斗選手は、ふくらはぎの痙攣を防ぐためにソックスを下ろしているというエピソードを聞いたことがある。やっぱりタイツは関係ないか…
でも耳なし芳一は、耳にお経を書き忘れて怨霊に耳を持っていかれた。やっぱりタイツでふくらはぎをカバーしていれば攣らなかったんじゃないか。やっぱりロングタイツが必要だったか…
でも敬斗は…でも芳一は…。敬斗と芳一を5往復くらいして考えるのをやめた。頭にまわすカロリーが勿体ない。
つべこべ考えずに、一歩一歩、足を前に出そう、まず連続10歩を繋げよう。
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10、
1,2,3,4,5,6,7,8,9,20、
1,2,3,4,5,6,7,8,9,30、
ぶつぶつ数字を唱えながら走る。10を100まで繋げよう。
1,2,3,4,5,6,7,8,9,30、
…
1,2,3,4,5,6,7,8,9,70、
1,2,3,4,5,6,7,8,9,80、
1,2,3,4,5,6,7,8,9,80、
1,2,3,4,5,6,7,8,9,80、
頭が朦朧として数えられなくなっている。80が多くないか?、なかなか100にならないな、とちょっと笑ってしまった。
正確な歩数はどうでもよいから一歩を進めよう。
「先のことは考えなくていいから、一歩一歩今を進めろ」というマラソンの苦しい時の感覚を思い出した。
膝を痛めた2年前の板橋シティマラソン以来のフルマラソン。
またフルを走れる体力が戻ってきたという感触はある。走り終えて飲むビールも美味い。
30kmからあんなに苦しい思いをしたのに、もう次のレースでは自分は足を攣らないと思っている。30kmからが怖いけれど、また30kmからに飛び込んでいけるように練習を積んでいきたい。
1235文字も書けたし、きっと大丈夫。

